X線を用いて人体の透視画像をリアルタイムにモニターで観察したり、撮影したりすることができます。造影剤という薬剤を用いることで、通常のX線単純写真では写らない臓器の位置や形などを確認することができます。代表的な検査として、バリウムという造影剤を用いた上部消化管造影検査や注腸造影検査があります。検診の上部消化管造影検査(胃のバリウム検査)に関しては、日本消化器がん検診学会で認定された「胃がん検診専門技師」が在中しております。
また、整形領域では、骨折や脱臼の整復、関節や脊髄腔の造影検査もこのX線テレビ撮影装置を用いて行います。内視鏡を用いた胆道・膵管の造影検査や治療もX線透視下で行われ、各診療科のさまざまな検査が幅広く行われます。検査の結果次第では、そのまま処置を施す事もあります。